2023年度 宣教方針

宣教基本方針:「共に苦しみ、共に喜ぶ」

主題聖句:一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
(コリントの信徒への手紙一12章26節)

 

宣教基本方針の解説:

コロナ禍の中で「自由を証しする教会」という宣教基本方針を3年続けました。その対応に追われつつも「政府の言葉に右往左往するのではなく、いのちを守ることを最優先にした3年間」でもあったと思います。それは「教会が自由であるからこそ、自分たちの判断が許される」ということであり、また「教会がどんな権力や体制にもしばられずに自主的に判断するからこそ、責任をも問われる」ということでもありました。そんな厳しい中で「教会がやはり大切だ」「教会がわたしたちに力と解放を与えてくれるのだ」と実感もしました。

コロナが少しずつ落ち着いていく中で、2023年度は新たに、「共に苦しみ、共に喜ぶ」を基本方針として選びました。ここには2つの意味があります。ひとつは、教会の中において、少しずつ礼拝に戻って来ることができた喜びを感じつつ、さまざまな事情でなかなか戻って来ることができない仲間たちがいる、という状況です。これはコロナだけによるものではなく、病気や高齢化によるもの、その他の理由で礼拝に出席することが困難な仲間たちがいるということです。教会に行けないということでその人を孤立させてしまわないよう、互いに牧会者とならなければなりません。また、礼拝に出席していても、困難と闘っている者もいるかもしれません。わたしたちはそれを見過ごすのではなく、共に苦しみ、共に喜べるようになりたいと思うのです。

2つ目は、仮に教会内で共に喜び合っていたとしても、世界に目を向けた時にたくさんの「苦しみ」が存在し続けている現実です。一つの部分が苦しんでいることに気付いたとき、わたしたちだけが喜んでいることはできません。共に苦しみたいと思います。そして、相手が尊ばれるようになるにはどうしたらいいか、悩みたいと思います。尊ばれたときには共に喜びたいと思います。

2022年度まで宣教方針としていた「自由を証しする教会」を貫きつつ、2023年度は、苦しんでいる者と共に苦しむだけでなく、相手が尊ばれて共に喜べる教会を目指したいと思います。

 

基本方針に基づく具体的方策:

  1. 川和教会とのつながりのなかで、共に尊び合い、共に喜ぶ群れを形成していく。
  2. 困難の中を生きている人たちを覚えて祈り、またわたしたちに何ができるか模索していく。
  3. 教会が社会に対しても共に苦しみ、共に喜ぶ存在であることを証しし、実践していく。
  4. 教区や教団との関係の中で、その一員である川和教会として教区の集会などに積極的に関わっていく。
  5. 川和教会創立百周年(2025 年)を充実して迎えることをめざし、必要な企画や活動に取り組む。

(文責 平良愛香)

 

 

 

 

お知らせ

*出会いのグループの開催日時が変更になりました。2024年1月から奇数月(隔月)第一日曜になります。スタート時間は今まで通りです。次回は5月6日です。

*教会員のみなさまには8月から献金当番をお願いしています。受付ボードに担当日の一覧表が貼ってあります。ご確認ください。

*教区、地区集会のご案内が届いています。教会の受付または集会室入り口のチラシラックをご覧ください。

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