2024年度 宣教方針
宣教基本方針:「共に苦しみ、共に喜ぶ2」
主題聖句:一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
(コリントの信徒への手紙一12章26節)
宣教基本方針の解説:
コロナ禍が少しずつ収まっていく中で、昨年度の宣教基本方針は「共に苦しみ、共に喜ぶ」としました。ここには2つの意味がありました。ひとつは、教会において、病気や高齢化その他の理由で礼拝に出席することが困難な仲間たちがいるという事に対し、教会に行けないということでその人を孤立させてしまわないよう、互いに牧会者とならなければならないということ。また、礼拝に出席していても、困難と闘っている者もいるかもしれないということ。わたしたちはそれを見過ごすのではなく、共に苦しみ、共に喜べるようになりたいという意味でした。
2つ目は、仮に教会内で共に喜び合っていたとしても、世界に目を向けた時にたくさんの「苦しみ」が存在し続けている現実がある。それに気付いたとき、わたしたちだけが喜んでいるわけにはいかない、共に苦しみ、全ての人が尊ばれるようになるにはどうしたらいいか、悩みたい、という意味でした。
2024年度はそれを継続したいと思います。苦しんでいる者と共に苦しむだけでなく、一人ひとりが尊ばれて共に喜べる教会を目指したいと思います。
さらに、来年創立100年を迎える川和教会として、100周年記念事業を成功させるだけでなく、100年目としてどんな教会でありたいのかを考え、作り上げていく年でもありたいと思います。
基本方針に基づく具体的方策:
- 川和教会とのつながりのなかで、共に尊び合い、共に喜ぶ群れを形成していく。
- 困難の中を生きている人たちを覚えて祈り、またわたしたちに何ができるか模索していく。
- 教会が社会に対しても共に苦しみ、共に喜ぶ存在であることを証しし、実践していく。
- 教区や教団との関係の中で、その一員である川和教会として教区の集会などに積極的に関わっていく。
- 川和教会創立100周年(2025年)を充実して迎えることをめざし、必要な企画や活動に取り組む。
(文責 平良愛香)